地金の中で密度と重さがあり、もっとも頑丈だといわれているのがプラチナです。
熱や酸にも強く簡単に傷つきにくいため、ダイヤモンドなどの宝石をセットするのに適した希少な貴金属です。
世界的に有名な宝石はプラチナの台にセットされています。
プラチナは産出する国も少なく、約３ｇのプラチナにはなんと約１トンの原石が必要になります。
このような限定された産出地と、微量な含有量からも、いかにプラチナが希少かがわかると思います。
白金＝ホワイトゴールドとされる事がありますが、まったく異なるものです。
【プラチナの品位(純度)】
プラチナは元素記号と共通のPtという表記で品位を測ります。世界市場ではPt950以上のものが一般とされ、
日本ではPt850までが認められています。刻印は、Pt又はPmと表示されます。
一般的にはパラジウムやイリジウムなどを混ぜた合金です。

ゴールドは重く丈夫で柔らかいので、とても加工しやすい金属です。
また、化学反応性が低いので空気中ではそう簡単に錆びることもありません。
他の金属と溶け合いやすいため、混ぜて合金にしやすい特徴があります。これにより他の金属の伸長性が増し、
変化に富んだ色の金属を作ることができるのです。
【ゴールドの品位(純度)】
ゴールドの品位は、24分率で測りKarat（略号：K、Kt）を用いて純金の事をK24といいます。
一般的には銀・銅・パラジウム・亜鉛などと合金にして強度を上げて使われています。
【代表的なゴールドのカラー】
・ イエローゴールド　…　銀、銅などを混ぜた合金
・ ホワイトゴールド　…　銅、亜鉛、銀などを混ぜた合金
・ ピンクゴールド　…　銅を混ぜた合金（パラジウムなど含むことがある）

銀は地金のなかで比較的産出量も多く安価であるため、人気があります。
やわらかくて加工がしやすいのですが、柔らか過ぎて傷つきやすいため、多くの場合強度を与えるために、 銅など合金にして使用されます。
【シルバーの品位(純度)】
シルバーは品位は、左記の3種とし（JIS H6309（日本工業規格）基準）元素記号であるAgを用います。